リップル(ripple)は仮想通貨の時価総額3位を誇る通貨です。

リップルは、リップルコイン(XRP)という仮想通貨のことを指すことが多いですが、本来はリップル社が開発した「金融商品の送金・決済システム」のことを指します。ビットコインの送金時間やマイニング のハードルなどの欠点を補った暗号通貨として注目されています。

リップルの基本情報
名称Ripple
単位XRP
公開2012年
アルゴリズムRipple consensus Algorithm
コイン発行上限1000億
ブロック生成間隔数秒
開発者Jed McCaleb

以下では、その特徴を見ていきます。

リップルの特徴

リップルは、大きく以下の2つの特徴があります。

・送金の速さとPoC(Proof of Concensus)
・IOU取引

そして、その2つの特徴から以下のような特徴が出てきます。
・中央集権型から非中央集権型へ
・ブリッジ通貨としての機能
・リップルの通貨量の減少

以下でそれぞれについて解説していきます。

送金の速さとPoC (proof of Concensus)

まずリップルの特徴として1つ目に挙げられるのが、送金の速さです。ビットコインでは1つのブロックを生成するまでに10分かかり、ブロックの分離リスクなどを加味すると実際は1時間程度かかります。しかしリップルでは数秒で送金を行うことができます。

リップルがこれほど早く送金を完了出来る理由は、取引の承認方法にあります。
ビットコインの承認はPoW(Proof of Work)と呼ばれ、世界中のコンピューターが膨大な計算をすることでマイニングが行われています。
一方でリップルは取引の記録作業は、それとは異なるPoC(Proof of Concensus)と呼ばれる方法で行われています。PoCとは承認された信用力のある承認者の80%以上が有効と判断した場合に、記録や承認が行われる仕組みのことです。これよって取引の承認にかかる時間を短縮できるほか、必要な電力なども抑えることが出来ます。
現在は70を超える承認者が存在し、その中にはマイクロソフトやMITといった企業が含まれています。

中央集権型から非中央集権型へ

では、リップルは中央集権型と非中央非集権型どちらなのでしょうか。リップルが採用している分散型台帳技術では、上でも述べた通り信頼できる一部の承認者による投票で承認されています。その承認者のリストは現在リップルが所有しており、承認者のほとんどがリップルの管理サーバーとなっています。よって今のところは中央集権型と言えるでしょう。しかしながら、リップルネットワーク拡大に伴ってリップルからこの管理を切り離していく方針が表明されているので、将来的には非中央集権型となるといえます。

また承認者は互いを承認者として認め合うことでネットワークが形成されているので、不適切な承認者はネットワークから排除されることになります。そのため無分別で承認者が増えるわけではなく、信頼のおける承認者が増えていくので安心です。承認者は無償であるため、利用者がネットワークの安定をモチベーションに管理することになります。そのためマイニングの難易度やマイニングのしやすさなどでネットワークが大きく揺らぐことがないという特徴があります。

IOU取引

もう一つの大きな違いは「IOU取引」です。IOU取引とは、リップルネットワークを通して貸借を付け替えるシステムです。

IOUは英語の[I Owe You]から来ており、「私はあなたに借りがある」という意味があります。
つまり、「IOU取引」とは、「借用書の取引」ということになります。

通常の借用書は、貸す側と借りる側の二者間で成立します。
ですがリップルは、リップルのネットワークに参加しているユーザー同士であれば借用書を通してお金のやりとりが可能になります。

例えば、Aさん、Bさん、Cさんの三人がいたとします。

AさんはBさんに千円借りており、さらに

AさんはCさんに千円貸しています。

このような場合、BさんがAさんに対して千円を返してほしいと言われたら、CさんがBさんに千円支払うことで三人のお金の貸し借りは無くなります。つまり、借用書をやり取りして最後に払い戻しをすることで取引が完了するわけです。

ブリッジ通貨

リップルは世界中でIOU取引を可能にするために、ブリッジ通貨としての特徴を持っています。
「ブリッジ通貨」とは円やドルなどのメジャー通貨から、マイナーな国を含む様々な通貨の交換/送金に用いれるということです。そしてただ単に交換できると言うだけではありません。現行の銀行システムを用いて送金を行う場合は多額の手数料を取られることになるのですが、リップルを用いて海外の口座に送金する場合には手数料がほぼ0で送金できるというわけです。ただし、このシステムを用いる場合には送金者、受領者ともにリップルネットワーク上の口座を持っていなくてはなりません。つまりこの用途が広まれば広まるほどリップルのネットワークは広がり、リップルユーザーは増えるというわけです。ブリッジ通貨としての役割は、今後のリップルの興隆を左右するでしょう。

リップルは少しずつ減っている

リップルはIOU取引を行うごとに枚数が少額ずつ減少するという特徴を持っています。例えば、スキャルピングなど、短時間で何回も取引を起こす投機的な活動をすればするほど損をしてしまうことになります。すなわち、ビットコインが2100万枚に達するまでマイニングによって発行され続けているのに対し、リップルはすでに上限の1000億枚が発行されており、徐々に増えていくビットコインとは対象的に、徐々に減っていくという性質になっているわけです。
これによって投機的なリスクを避け、より安定的に使用できるようになっています。

リップルの持つリスク

リップルネットワーク内のユーザーのXRP及びIOUの残高は分散型台帳上で管理されているため、改ざん等のリスクはありません。しかし借用書を発行している発行元が倒産やハッキングに遭うことで、借用書の価値が担保されないというリスクが存在します。
そのため利用している発行元が信用のおけるものであるかを確認する方が良いでしょう。

リップルの将来性と今後の値動き

リップルの将来性については、以下の2つを取り上げます。
・承認者の増加
・銀行間、法人間決済での利用

承認者の増加

承認者が増加することで、ビットコイン以上に分散化したネットワークを構築することが出来ます。今後、承認者の数が増加していくことで障害によるリスクが低減していくと考えられます。

銀行間、法人間での決済利用

多くの金融機関で、リップルを用いた送金の実証実験が行われています。
例えばR3コンソーシアムという金融機関の会議において、名だたる銀行がリップルを銀行間の決済に用いることが出来ないか検証をしています。以下がその中でも代表的な銀行になります。

【海外】
バークレイズ
カナダ帝国商業銀行
BMO フィナンシャル・グループ など
【国内】
住信SBIネット銀行
セブン銀行 など

この他にも三菱UFJ銀行がリップルを活用した海外送金を18年初から開始する方針であることを発表するなど、多くの金融機関に実用化の動きがみられます。

このような銀行がリップルを国際的な資金決済に用いるようになることで、よりリップルの持つ資金決済機能が強化されていくと考えられます。それに伴い手数料として用いられるXRPの需要が増加し、価値が上昇するのではないかと考えられます。

もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクを参照ください。

リップルの買い方

日本でリップルを入手するには、取引所で購入する方法が一番手っ取り早いです。
日本円で購入できる5つの取引所については、以下のリンクにまとめたので参照ください。

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