イーサリアムは多くの人が安全に利用することができることを目指しており、より安全な分散型アプリケーション構築のためのプラットフォーム形成に向けて改良が続けられています。

2015年から毎年アップデートが行われており、来年2018年あたりに4段階のアップデートが完了するのではないでしょうか?
ここではその詳細について説明していきます。

ハードフォークとは

そもそもハードフォークとは何か、ということで過去の記事でわかりやすく説明したものを載せておきます。
仮想通貨への投資歴が長く大丈夫!という方は読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

イーサリアムのハードフォークアップデートとは

イーサリアムの仕様改良には4つの段階が存在します。順番にフロンティア、ホームステッド、メトロポリス、セレニティという名称で行われてきました。一つひとつ見ていきましょう。

【1】フロンティア

フロンティアは2015年7月に実施されました。イーサリアムの技術者向けに作られたもので、試験的に導入されました。
後に控えたアップデートのシュミレーションという位置づけの段階でした。

【2】ホームステッド

ホームステッドは2016年3月に実施されました。フロンティアより安定した仕様になっていることから、自律的かつ自動執行される契約「スマートコントラクト」を実現できるとされています。
また、トークンの発行もこのアップデートによって盛んになりました。




しかしホームステッド期に、イーサリアムを利用した分散型投資プロジェクトである「The DAO」が脆弱性を突かれ65億円相当をハッキングされてしまいました。
その結果、ハードフォークを緊急で行うことになりイーサリアムクラシックが誕生しました。

【3】メトロポリス

すでに2度のアップデートを経験してきたわけですが、2017年10月に3つ目のハードフォークである「メトロポリス」が実装されました。

メトロポリスでは2回のハードフォークが行われました。1回目は「ビザンチウム」、2回目は「コンスタンティノープル」という名称です。

また、zk-SNARKsを用いたイーサリアムトランザクションの匿名化を実施するZoE(Zcash on Ethereum)の実装が行われました。



出典: z.cash

【4】セレニティ

進化の内容は大きく分けて4つです。

① 過去よりもさらに匿名性が強化された点です。より高度な水準での匿名取引が「zk-SNARKs」によって可能となります。

② プログラミングとスマートコントラクトがはるかに容易に達成されるという点です。これは、プログラマーの負担を大きく軽減してくれます。

③ セキュリティーの保護を切望する人たちの匿名性を維持することで可能となるユーザーのプライベートキーのアドレスの獲得です。これはネットワークのセキュリティ強化に寄与し、ハッキング等の攻撃さえも防げます。

④ マイニングの難易度を指数関数的に増加させる「ディフィカルティ・ボム」と呼ばれるアルゴリズムの調整です。このボムはイーサリアムがPoWからPoSへと移行する過程で中間となるステップとなります。この期間は、「イーサリアムの氷河期」とよばれ、これを凌げば、雪解けが待っています。すなわちPoSの実装であります。

serenityとは英語で静けさを意味します。安定、安全であるという意味の静けさであると推測できますね。
実装の日程は未定ですが、PoSによって①コスト低下②51%アタックの難化といったメリットが得られます。
一方で、PoWでは計算量(設備)が重要であったのに対し、PoSでは保有量が重要になるため流動性が落ちるリスクは考えられます。
ビットコインのようにマイニングするわけではないので、持っていればForgerと表現される

今後の課題

アップデートを繰り返しているイーサリアムであるが、依然としてスケーラビリティ等の問題が生じています。そこで、イーサリアムはShardingという新たなプロジェクトを発表しました。


英語の動画ですが、以下に載せておきます。


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