ビットコインの価格の決まり方

ビットコインの価格は需要と供給によって決定されます。みんなが欲しいと思えば価格は上がるし、いらないと思えば下がります。

下図はビットコインの価格が大きく動き出した2013年から現在(2017年11月)のビットコインチャートです。ビットコインが誕生したのは2009年で、当時は1BTCあたり1円にも満たない価値しかありませんでした。しかしその後は指数関数的に上昇していることが分かります。

coingeckoチャート(BTC/JPY)

高騰が続く分、調整のリスクも

過去3ヶ月の価格推移(下図)を見てみると急騰、急落を繰り返していることが分かります。特に今年に入ってからは、「ビットコインの分裂問題」や「中国の取引所規制」などで約40%近くの下落を経験しました。

実は2013年にも中国政府は金融機関に対して、ビットコインの取扱を禁止する措置を取っています。当時ビットコインの取引は中国が中心でしたから当然影響も大きく、その後価格が同水準に戻るのに約半年かかっています。

しかし今年は、急落から最高値を更新するまでに長くても2ヶ月しかかかっていません。これを短いと捉えるか、長いと捉えるかは人それぞれだと思いますが、少なくとも市場参加者のビットコインに対する不信感は少なくなってきていると言えるのではないでしょうか。

coingeckoチャート(BTC/JPY)過去三3ヶ月

なぜビットコインは価格変動が激しいのか

ビットコインの価格が安定しないのには様々な理由があります。その理由について、いくつかまとめてみました。

市場規模はまだまだ小さい

仮想通貨の市場は、株やFXなどと比べるとまだまだです。よって取引量も少なく、大きい額の注文が入ればそれだけで価格は大きく変動します。

マイナーと開発者(コア)の影響

ビットコインには管理者や規制が存在しないため、開発者や、「マイナー」と呼ばれるビットコインの取引を処理する人たちの影響は絶大です。

ビットコインの送金処理を行うことを「マイニング」と言い、「マイニング」を行う人たちは「マイナー」と呼ばれています。

ビットコインはまだまだ完璧とは言えません。なぜなら送金処理能力がビットコイン利用者の増加に対応できないからです。これを解決するために開発者は様々な提案をしましたが、そこにマイナー達が”待った”をかけました。これがビットコイン界隈を騒がせた分裂問題につながります。ビットコインがアップデートされると、マイナーはマイニングのプログラミングをそれに合わせて調整しなくてはなりません。特に「ASIC」と呼ばれる、マイナーが開発したビットコイン専用の高速マイニング装置が使えなくなってしまうことを、マイナーは非常に危惧したのです。

こうしたビットコイン開発における不安定さは、ビットコインの相場も不安定なものにしました。

また、先日(11月10~12日にかけて)マイナー達が、一斉にビットコインからビットコインキャッシュにマイニングを切り替えました。これよって、ビットコインの価格は大きく下落し、逆にビットコインキャッシュの価格は高騰しました。

ビットコインとビットコインキャッシュはマイニングをすることによって報酬が得られるのですが、ビットコインキャッシュの方が多くの利益が出せるようになったことをきっかけにマイナーが移動したのです。これらはビットコインの存続に関わる問題ですから、当然価格は大きく変動します。

詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

株式と違い「ストップ高・ストップ安」がない

仮想通貨には株式と違い「ストップ高・ストップ安」がありません。そのため1日で価値が何倍にも跳ね上がることがあります。 これは仮想通貨投資の魅力の一つでもあるでしょう。

当然、価格が大きく上昇した際には、その後の調整も大きくなります。これには十分注意が必要です。

各国法整備を急いでいる

世界各国がビットコインに対する法整備を急いでおり、日本のように仮想通貨を認める動きが進めばビットコインの価値は上がりますが、中国のように規制が先行してしまうと、ビットコインの信用は下がるでしょう。

日本は世界に先駆けて仮想通貨に対する法整備を行っているおり、先日金融庁による仮想通貨交換業者の登録が発表されました。2017年4月に施行された改正資金決済法により、利用者保護の一環として日本国内の仮想通貨取扱業者は登録が義務づけられました。その後6か月間の準備期間を経て、当局から登録を受けた事業者のみが仮想通貨交換業を行うことが出来ます。

中国ではICO(Initial Coin Offering)が禁止になったり、アメリカでは州によってビットコインの扱いはバラバラです。

また税金やマネーロンダリングに関する議論もこれから進めていかなければなりません。

日本と海外のビットコインの価格差

参照:https://jpbitcoin.com/

国によってビットコインの価格は少し差があります。

グラフの各通貨の価格は、各取引所の価格を出来高で加重平均し、最新の為替レートで日本円に換算したものです。最も高値を付けているのが韓国で、アメリカは最も低く、日本は3位です。

この順位の理由には、様々なことが考えられますが、その要因の一つとして挙げられるのは、 自国の通貨への信用度合いです。ウォンを持っているより、価値が上がり続けるビットコインの方が良いということで、資産の避難先にしているようです。逆にアメリカは自国通貨の信用は高いため、価格は低めであると言えるかもしれません。

その他の要因として、ドルを使える取引所は多いですが、ウォンを使える取引所は比較的少ないため価格が離れやすいなどの理由もあります。

まとめ

最近ビットコインに関するニュースが多く取り上げられ、世間の認知も広まっていると思います。また、「ビットコインに投資してみたいけど損はしたくないしどうしよう」と考えている人もいるかと思います。

確かにビットコインの価格変動は大きく、売買のタイミングは難しいです。ですがビットコインは約1000円くらいから購入することもできますし、価値が今すぐゼロになるなんてことは考えにくいです。

また、不安定なのは日本経済も同じです。「日本円」の価値は10年、20年後同じ水準にあるでしょうか。半分程度の価値になっているかもしれません。そんな時、世界中に保有者がいるビットコインを持っていることは強みになるのではないでしょうか。

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