イーサリアムクラシックとは

イーサリアムクラシックはアルトコインの一種で、基本的な仕組みはイーサリアムと同様です。

スマートコントラクト

ビットコインは取引情報がブロックチェーンで管理されますが、イーサリアムクラシック、イーサリアムはそれに加え契約情報もブロックチェーン上に記録します。これがスマートコントラクトと呼ばれるシステムになります。

多彩な仮想通貨取引がデータとして記録できるという点でイーサリアムのほうがビットコインよりも数段進化しているとみなされ、イーサリアムは「個々の仮想通貨を従来よりも安全かつ円滑に取引できるシステム」と言い表されています。イーサリアムの普及により現代社会の様々な契約上の問題を解決できる可能性を持ちます。

例えばネットショッピングで、「購入者が商品を受け取るまで、販売者は対価(コイン)を受け取ることが出来ない」というような契約情報を記録することが出来ます。これによって、支払いした商品が届かないというような悪質なネットショッピング詐欺を防ぐことが出来ます。

次にイーサリアムとイーサリアムクラシックの分裂の経緯を確認していきましょう。

The DAO事件

The DAO事件とは2016年7月にイーサリアムクラシックを誕生させるきっかけとなった不正送金事件です。イーサリアムプラットフォームを利用していたThe DAOというプロジェクトが脆弱性を利用され、およそ65億円相当の不正送金が行われました。

これに対しイーサリアム側は多数の賛成により不正送金前の状態に戻すハードフォークを行うことを決定しました。これによりイーサリアムはThe DAO事件を「なかったこと」にしたのです。

しかし、1割ほどのユーザーがこれに反発しました。「なかったこと」にするのは非中央集権を謳うイーサリアムの趣旨に反するとしてハードフォークを拒否したのです。このユーザー達によって作られた(ハードフォークをしない状態)ものがイーサリアムクラシックです。

つまりイーサリアムクラシックというのはイーサリアムから分岐して出来た通貨ではなく、正確にはイーサリアムクラシックからイーサリアムが分岐したというのが正しい理解になります。

多数の支持をとるか、非中央集権の趣旨を貫徹するか。この違いによって生まれた通貨といえるでしょう。

イーサリアムクラシックとイーサリアムの違い

通貨/基本情報イーサリアムクラシックイーサリアム
システム開発者Bit Novostiヴィタリック・ブテリン
通貨公開日2016年7月20日2015年7月
通貨単位ETCETH(イーサ)
マイニングシステムPoW→PoS(アップデートにより移行)PoW→PoS(アップデートにより移行)
コイン発行枚数上限未定(2億3000万ETHC以下)6000万ETH
ブロック生成期間約15秒~30秒約15秒

元のイーサリアムがイーサリアムクラシックという名前になっただけなので基本的に違いはありません。ただしブロックの生成時間がイーサリアムクラシックのほうがイーサリアムに比べマイナーが少ないことから多少長くかかる可能性があります。

同様にハードフォークによって誕生したビットコインとビットコインキャッシュが共に時価総額を伸ばしていることからイーサリアムとイーサリアムクラシックにも注目が集まっています。イーサリアムクラシックは消滅するといわれ分裂してから現在は5000円に迫る値を付けています。ぜひイーサリアムクラシックにも注目してみてはいかがでしょうか。


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