これまでのビットコインの強いトレンドから一転、深夜にビットコイン価格が大きく下落、対ドルでも一時1万ドル割れとなりました。これはビットコイン価格の暴落の始まりか、それとも単なる上げ相場の調整か、チャートを見てみましょう。

出所:Bittrade BTC/JPY 日足チャート
テクニカル分析:フィボナッチリトレースメント
ビットコイン価格は11月26日から上昇トレンド継続、11月29日に再度上げ幅更新、最高値132万円を示現した所から相場がおかしくなり、久しぶりの暴落。フィボナッチリトレースメント50%(半値)ライン111万円を下回り、節目となる数値61.8%:106万円で下落ストップ。最安値:一時103万円を付けました。このように一気に30万円近く値下がりする相場は久しぶりです。

出所:Bittrade BTC/JPY 60分足
テクニカル分析:ボリンジャーバンド(±2σ)
今度はビットコイン円を60分足で見てみます。11月30日0時ちょうどのローソク足から大きめの陰線。そこから早朝5時あたりまでの急落劇。深夜だったため、”朝起きてビックリ”した人は多かったのではないでしょうか?
現在はボリンジャーバンドのセンターラインまで価格を戻し、1BTC=121万円台で推移しています。この変動でバンド幅も急激に広がりました。

出所:Bittrade BCC/JPY ビットコインキャッシュ円 60分足チャート
テクニカル分析:ボリンジャーバンド(±2σ)
今回のビットコイン急落とビットコインキャッシュの価格変動にはあまり相関性は見られませんでした。それよりも、仮想通貨の代表格のビットコインの下落が、他のオルトコインにも悪影響となり、仮想通貨全体の相場を下げる展開になりました。1BCC=16.6万円台
<まとめ>
今回のビットコインの下落は上昇トレンド中に起きる一時的な「調整」だと考えます。しかし今回の急落でbitFlyerがサーキットブレーカーが発動した所を見ると、全体の取引ボリュームが増えているので相場の急変動には注意が必要です。今後相場はまだしばらく荒れそうなのでFX(レバレッジ取引)をされる方はくぐれもストップロスを忘れずに取引しましょう。