モジャループとは

2017年10月16日に、リップルのイベント「Swell(スウェル)」の中で、「モジャループ(mojaloop)」というプロジェクトが発表されました。

「moja」とはスワヒリ語で「one」を意味します。つまり「Mojaloop」は「1つのループ(輪)」という意味の造語です。

モジャループの公式ホームページには、

Mojaloop is open-source software for financial services companies, government regulators, and others taking on the challenges of interoperability and financial inclusion.

引用: mojaloop.io

「Mojaloopは金融サービス会社、政府で金融の取り締まりの担当者やその他の人々などが金融サービスの相互運用性や非富裕層の金融機関への取り組みなどに挑戦するためのオープンソースのソフトウェアである」

と記されています。

具体的なサービスは?

こちらがモジャループの概要をまとめた公式動画です。

この動画や公式サイトの情報を簡単にまとめると、モジャループとは、
「世界中には約20億人いると言われる、所得が低いことが原因で銀行口座を開設することができない人たちの決済方法を、現金からデジタル化する事業である」
ということが伺えます。

ただ、現行のデジタル決済サービスには2つの問題点があります。
1つ目は、サービスのプロバイダーはシステムを自ら構築する必要があるため資金が必要になり、高額な手数料をユーザーに課さなければならないこと。

2つ目は、まだまだ小規模で複数のサービス間に互換性がないため、汎用的ではないことです。

つまりモジャループは、これらの課題を解決するため、現行のデジタル決済サービスを改善するために立ち上げられたプロジェクトなのです。


モジャループの強み

モジャループが世界中で注目を集めている理由は、それがリップルに関連する事業であることの他に、その強みや目指す方向がはっきりしていることが挙げられます。主な強みは以下の4点です。

①Open Source(オープンソースである)
②Secure(高い安全性)
③Interoperable(高い汎用性)
④At Scale(大規模運用が可能)

また、このモジャループの中心となっているのがビル&メリンダ・ゲイツ財団です。世界で最も有名な億万長者の保有する世界最大の慈善団体がバックにいるため、資金難で開発がストップする心配がなく、プロジェクト達成に対する高い信頼があります。

このような非常に大きな財団が提携する相手に選んだのがリップルです。リップルが持つILP(インターレジャープロトコル)という技術をモジャループに組み込むのが狙いです。

それでは、このような仮想通貨界の外からも高い評価を受けるILPとは、一体どんな技術なのでしょうか?

リップルの送金システム

リップルは、リップル社が信頼した一部の承認者(validator)による投票で承認が行われます(Proof of Consensus)。このためリップルは、他の仮想通貨とと比べてやや中央集権的であると言われています。
しかし、ネットワークはP2Pを中心とした分散型のネットワークのため、送金を行う際は、送金を行うノードと送金を受けるノードとの間で多数のノードを媒介することになります。

ILPというのは、このようなP2Pネットワークの中で多数のノードを媒介する際に、セキュリティを確保する方法のことです。

ILPの仕組み

ILPは、送信者とコネクタ、受信者との間にそれぞれ「レジャー(Ledger)」と呼ばれるエスクローを設けました。エスクローとは、商取引の際に信頼の置ける第三者を仲介させて取引の安全を担保する第三者預託のことです。簡単なイメージを図式化したものが以下の図です。

取引が成立し、送金者から受金者までの情報の経路が決まると、まずそのうちで最も受金者に近いコネクタから受金者への送金がレジャーにより行われます(図①)。そして送金が行われたという情報はインターレジャープロトコルへと伝えられます。

次に情報を受けたインターレジャープロトコルは、その情報を送信したレジャーに隣接したレジャーに対して送金を行うよう指示を送ります。これにより、その送金をしたコネクタに1つ前のコネクタから送金が行われます(図②)。送金が行われると、その情報が再度インターレジャープロトコルに伝えられます。

この作業を同じように③,④,⑤と繰り返すことによって、結果的に送金者から受金者への送金が行われたことになります。

インターレジャープロトコルというレジャーをまとめて管理する仕組みにより、各コネクタや送金者が次のコネクタや受金者への送金を行った際にのみ前のコネクタや送金者からの入金が行われるようになっています。
送金を行わなければ入金が行われないので、コネクタによる持ち逃げが不可能になるのです。

このようにILPとXRPが融合されたことにより、さらなるリップルネットワークの進化が期待されています。

リップルへの期待

モジャループとは、世界でも貧しい人が銀行口座の代わりになるものを持てるために考案されたオープンソースのサービスです。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が中心となって推進しているなど信頼性という点でも優れたサービスですが、実用化には透明性の確保および手数料の低廉化が必須です。

このような厳しい条件を可能にしているのが、リップルのILP(インターレジャープロトコル)という技術です。これは人による管理からプログラムによる管理を果たし、リップルネットワークの信頼性をさらに盤石にしました。

これまでお話しした通り、リップルの持つILP(インターレジャープロトコル)という技術は、仮想通貨を越えて様々な業界から注目されています。このような、通貨としての価値プラスアルファの価値を持っているリップルの将来は明るいと思われます。


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