今回はSNSへのブロックチェーンの活用で何が変わるのかについて見ていきたいと思います。

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SNSとは

SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称です。人間関係のコミュニケーションをインターネット利用によって補助するサービスであり、FacebookやTwitter、Google+、InstagramやLINEなどが主なものとして挙げられます。

SNSの歴史

Webサービスの無料公開が行われたのが1993年、今から25年前となります。現在のような友人を発見し管理できるタイプのSNSが生まれたのが1990年代後半、日本では2002年ごろから普及し始めたといわれています。

そんな中、2004年に始まったFacebookは爆発的に普及し、2017年7月時点で月間アクティブユーザーが20億人を突破する世界最大のSNSとなりました。この背景には、ユーザーが使うことによる相乗効果、ユーザーの目を通じた広告効果が大きいこと、自身が情報を発信することとそれに対する承認欲求を満足させるシステムがあるといえるでしょう。

SNSで変わったこと

SNSで変わったことはなんでしょうか。それは個人が情報を気軽に発信できるようになったことです。「インスタ映え」や「バズる」、「インフルエンサー」という言葉に表されるように、今までは著名人でなくとも社会に影響力を与えることができる時代となったのです。

*インスタ映え SNSのひとつ、 Instagramで見栄えの映える写真の事、写真の見栄えが良いこと
*バズる インターネットや口コミによって人気が爆発的に上昇すること
*インフルエンサー 世間に与える影響力の大きい仕事をする人のこと


技術の発展による革新

ブロックチェーンで変わったこと

ブロックチェーンはブロックをチェーンのようにつないでいくことで悪意者に改竄を起こさせる契機を起こさせずに不正を防止する仕組みでした。そのためインターネットを利用して価値の移動をすることができるようになったことから、仮想通貨が注目されるようになりました。

資本主義から価値主義へ

資本主義とは、資本、つまりお金を求める追求心を基礎とした経済体系のことです。

資本主義の中心はお金だといいました。お金というのは価値を表すための指標の一つです。貨幣や紙幣によって目に見える形で表されていたものが電子記録に置き換わった現状からすれば、お金を中心にして考える必要がないというのが当然の流れでしょう。実際に、各国の中央銀行が通貨の電子化に向けて研究を進めています。

しかし、現在、価値を表す指標はお金だけなのでしょうか。そうではありません。今までは、ある一定の集団の傾向を基に大まかな管理しかできなかったものが、情報処理能力の向上による発展によって個人ごとの管理が出来るようになりました。

これが資本主義の発展形といわれる価値主義という考え方です。


価値主義を代表するサービスの登場

VALU

VALUというサービスは、個人の価値をビットコインを利用して表すことで、価値の売買を行うプラットフォームとして注目を集めました。このサービスでは、FacebookやTwitterの友達数、フォロワー数を基に個人の価値を決めていきます。つまり友達が多ければ多いほど、社会に対する影響力が大きいほど高い価値が付き、富が集まってくるというシステムになっているのです。

Timebank

また、Timebankというサービスも存在します。こちらは個人の時間を売買するプラットフォームです。ホームレスでありながら、自分の時間を売ることで生計を立てている方のドキュメンタリーを見たことがある方もいるかもしれません。このサービスはこのような取り組みをインターネットを使いより広くに対して行うサービスなのです。例えば、著名人が結婚式のお祝いムービーに出てくれるだとか、講演会を開いてくれるといった特典のために個人の時間を買うわけです。

もちろん、人気のある方に対しては時間の売買によって利益を得る株式取引のような利用方法をすることも可能です。こちらもSNSなどの影響力を加味して個人の価値が決まり、影響力があると判断されればされるほど価値が上昇していくというシステムになります。

ブロックチェーン×SNS=ALIS

そして仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンを利用するとこんな進化を起こすことが出来ます。それがALISというプロジェクトです。

ALISは、簡単に言うと、
FacebookやTwitterでいういいねをしたときに相手にお金を与えることが出来るシステムと、
いいねが集まる投稿に対し最も早くいいねを押した人にお金を与えることができるシステム
を持ったSNSということになります。

このお金をALISトークンというもので与えることにより(ALISトークンはイーサリアムと換金可能)、需要の増加に伴う価格の上昇で運営者側も利益を上げるビジネスモデルとなっています。

このシステムを利用するとフェイクニュースやステルスマーケティングをなくすことができると期待されています。

いいねに投げ銭機能を実装することで、個人の発信意欲を上昇させ、より細かい情報をインターネット上に共有させることで、ビッグデータを多く集め、より効果的なマーケティングを行うといった流れになりそうです。

モナコインの投げ銭機能

Photo credit: ray.k on Visual hunt / CC BY

この投げ銭の試みはモナコインでも行われています。秋葉原発のこの仮想通貨はクリエイターに対して投げ銭を与えることを一つの目的に作られました。

ファンコミュニティが大きいことから投げ銭の文化が根付いていること、価格の上昇下落による利益創出を二の次に考えた保有者が多いことがモナコインの強みだといえるでしょう。

メリットとデメリット

・ALISを利用するためにはALISプラットフォームがある程度成長する必要がある。

・SNS上で、モナコインの投げ銭を行うためには外部サービスを介する必要がある。

これら両者のメリットから最も理想的な形は、FacebookやTwitterが投げ銭機能を実装することだと考えます。承認欲求に利益欲求が加われば個人の発信する価値はより価値あるものになっていくでしょう。


まとめ

・SNSにブロックチェーンを導入すると、いいねに資金移動を伴わせることができる。

・モナコインの投げ銭、ALISのシステムのいい所取りを考えた場合、既存SNSにブロックチェーンが導入された時最もインパクトが大きい

・いいねに資金移動が伴うと、これまで以上に厳しいいいねの審査になり、人々は自身の承認欲求を満たそうとより一層ネットに情報を提供し、ユーザーとしてもより正確な情報を共有することができる。

・企業としてもより細かい情報を集めることが出来るので需給のバランスが読みやすく、ニッチな商品の開発が可能になる。

価値主義が広まっていくと、個人の影響力が強くなります。そうすると信頼性を担保する機関が不要となり、個人間での資金移動がより盛んになると考えられます。その時必要となってくるのが仮想通貨となるわけです。一方で仮想通貨に対する信頼性はやはり時価総額の大きさ、知名度の高さに大きく影響されています。

新たなサービスが利用されるにしても、利用される仮想通貨は結局既存のものになるでしょう。多くの仮想通貨がありますが、各通貨の特徴と将来性を踏まえたご購入をおすすめしています。

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