国産の仮想通貨として人気のモナコイン(MONA)が攻撃に遭い、価格が一時暴落しました。


出典:ビットトレード MONA/JP 1時間足チャート

5/17~18の深夜にかけて、モナコインが突如急落。他の銘柄もこれに影響されて下落しています。モナコインを取り扱う仮想通貨取引所:Bittradeにはお知らせが掲載されました。

いつもBitTradeをご利用頂きありがとうございます。 モナコインにおいてBlock withholding attackが検出された為、現在モナコインの入金を停止しております。 ブロックチェーンの安全性が確認され次第、入金を再開致します。 なお、弊社は本事象の被害に一切あっておりませんのでご安心下さい。 ご迷惑をおかけ致しますが今しばらくお待ち頂けますと幸いでございます。 今後ともBitTradeを何卒宜しくお願い致します。

引用: bittrade.co.jp

他のモナコインを取り扱う取引所を調べたところ、Bittradeのように入金を一時停止している、または入金に必要な承認数を上げて対応している、という対策を講じていました。なぜ「入金」だけなのか、「Block withholding attack」とはどんな攻撃手法なのか?

Block withholding attackとは?

Block withholding attackはSelfish Miningともいわれる攻撃の方法で、ネットワークに対する攻撃です。(取引所への攻撃ではありません)ビットコインやモナコインなどが採用するアルゴリズムPOW(プルーフオブワーク)では51%攻撃(ハッシュレートを50%以上支配する不正取引)に対して懸念がありますが、50%以下でもブロックチェーンへ意図的に攻撃する方法があります。

そのうちの1つがBlock withholding attackまたは、Selfish Miningと呼ばれるものです。

Block withholding attackの図

通常のマイニングでは掘ったらすぐにネットワークへブロードキャスト(公開)していきますが、それを行わず、ブロックのマイニングに成功したら、Withholding:隠し持ったまま、分岐させた自分のブロックチェーンを長く伸ばし続けます。

POWではブロックチェーンの性質として「分岐したチェーンは長いほうが採用される」というきまりがあるので、内緒で生成していた長いチェーンをブロードキャストした際にはそのチェーンが承認されてしまい、巻き戻しが起きます(Reorg)これは悪意あるマイナーが、他のマイナーを妨害する行為です。今回の事例ではReogが何度も行われました。

さて、先ほどのビットトレードのお知らせにあった「モナコインの入金を一時停止する」という措置ですが、この攻撃ではReorgされチェーンが無効となった際に、”取引所へ入金されたはずのモナコインが無くなってしまう”という事が想定されます。したがって悪意あるマイナーの目的は、取引所からモナコインを抜き取る事、そのため取引所では「入金停止・承認回数増加」という措置を取ったと考えられます。

まとめ

モナコインへのBlock withholding attackは51%攻撃同様、これまでも理論上、想定されるものでした。しかし実際に起きてしまった事により、同様の攻撃が他のPOW系のコインでも起こり得るのか?それに対抗する措置があるのか?何らかの対策について議論されると思います。

また今回の件について国内の仮想通貨取引所への被害は無かったようです。

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ボリ平

FX/BO/仮想通貨トレーダー

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