2018年8月現在、仮想通貨市場は低迷が続いています。このような時期は各通貨の特徴を改めて確認する良い機会かもしれません。

今回は、2018年上半期の時価総額ランキングトップ20の銘柄について解説していきます。2017年下半期とは入れ替わりも見られるので、ぜひ下記のリンクと合わせて御覧ください。

ドミナンスの推移を比較してみると・・・

ドミナンスとは、仮想通貨全体の時価総額に占める格通貨の時価総額の割合のことです。ビットコインが基軸通貨としての役割を果たしていることもあり、一般的にはビットコインとアルトコインでドミンナスの比較がされることが多いです。

ドミナンスの推移グラフ(2018年1月~8月)

https://coinmarketcap.com/ja/charts/#dominance-percentage

2018年8月15日の時価総額で比較すると、仮想通貨全体の時価総額の約8割が、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュの4銘柄で構成されています。(上のグラフ)

この割合は2017年もほとんど変化しておらず、仮想通貨市場が大きく変動した2017年12月から2018年1月あたりでも7割を保っています。(下のグラフ)

ドミナンスの推移グラフ(2017年1月~2018年1月)

https://coinmarketcap.com/ja/charts/#dominance-percentage

4銘柄を一纏めにして考えると、全体のバランスはそこまで変化していないということがわかります。

では、上位4銘柄以外の時価総額はどうなっているのでしょうか?
時価総額トップ20の特徴をまとめてみたので、御覧ください。

時価総額トップ20

上記のリンクは先程も説明した2017年下半期の時価総額ランキングです。
時価総額ランキングはどのように変化したのでしょうか。

(ー)⇒2017年下半期と同じ順位
(↑)⇒順位上昇
(↓)⇒順位下落

1位(ー)仮想通貨を代表する存在 ⇒ Bitcoin(BTC)

Bitcoin(ビットコイン)は言わずと知れた仮想通貨を代表する通貨です。2018年8月時点では、仮想通貨の時価総額の約5割を占めています。発行上限は21,000,000BTCです。 仮想通貨取引では基軸通貨のような役割を果たし、他の仮想通貨を買う際に円やドルではなく、ビットコインで取引をされることも多いです。

2位(ー)スマートコントラクトが特徴 ⇒ Ethereum(ETH)

Ethereum(イーサリアム)とは時価総額ランキング2位(2017年9月現在)の通貨です。
2013年にヴィタリク・ブテリンによって開発された通貨です。なんといっても特徴はスマートコントラクトです。これは契約を通貨のやり取りと同時に管理することができるという利点があります。

実際に企業と連携をしてEEAと呼ばれるイーサリアム企業連合を作っていたり、ICOと呼ばれる仮想通貨のIPOに用いられる通貨になりやすかったりと用途が幅広いのも一つの特徴になっています。また後に出てくるイーサリアム・クラシックと元々は同じ通貨でした。

3位(ー)安価で素早い送金が魅力的 ⇒ Ripple(XRP)

Ripple(リップル)とはオンライン上で、送金をするためのプラットフォームです。現在用いられている送信システムやビットコインの送金に比べて、安価で素早く送金できることが魅力になっています。XRPはリップル社が発行しているというのも特徴になっています。

またR3と呼ばれる世界の金融機関連合が、リップル社の技術を用いた銀行間決済のトライアルを実施するなど、BtoBの技術としても注目を集めています。

4位(ー)2017/8/1にビットコインから分離 ⇒ Bitcoin Cash(BCH)

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)とは2017年8月1日にビットコインからハードフォークして出来た通貨です。分裂する前から価格がつき、今でも数万円の価格がついている仮想通貨になります。
ビットコインに比べて一つのトランザクションの容量が大きいため、スケーラビリティ問題を解決するために生まれた通貨だといえます。

5位(↑)大量のトランザクションを処理 ⇒ EOS(EOS) 

EOS(イーオーエス)は大企業で用いられることを想定して開発されたプラットフォームです。その特徴としては一秒あたり大量のトランザクションをサポートすることができることがあります。またトランザクション毎に使用料を支払う必要がないことなども特徴的です。

EOSは2017年7月からICOが行われましたが、そのトークンは利用用途がなく、さらに配布から48時間後には移転が不可能になることから、プロジェクトの資金集めのためだけのトークンだったことになります。そのためプロジェクト自体は有望であるものの、投資家としては少し怖さを感じる内容になっています。

メインネットである「EOSIO 1.0」をローンチし、日本時間の2018年6月3日午前にEOSトークンの独自チェーンへのスワップを全て完了しました。
プロジェクトへの期待から、大きく伸びた通貨の一つです。

6位(↑)リップルと似た要素を持つ ⇒ Stellar Lumens(XLM)

Stellar(ステラ)はリップルの開発メンバーの一人が中心になって開発されました。そのためリップルの要素が残っています。Stellarはリップルと同様に決済や価値交換のためのプラットフォームですが、個人をターゲットにしている点がリップルとは異なります。 またStellarは発行上限が決まっていないというのもリップルとは異なる特徴になっています。

7位(↓)ビットコインを補完する ⇒ Litecoin(LTC)

Litecoin(ライトコイン)とはビットコインの補完するための通貨です。基本的にはビットコインと同じなのですが、発行量出来る上限がビットコインより大きく、決済スピードなどがビットコインよりも早いという特徴があります。

8位(↑)オンラインカジノやゲームに活用⇒Cardano(ADA)

時価総額2位のイーサリアムなどの開発に関わり、「仮想通貨の第一人者」とも言われているチャールズ・ホスキンソン氏によって手掛けられた仮想通貨です。

カルダノというカジノゲームプラットフォーム内で利用、発行される通貨です。
ICOで約60億円の資金調達に成功したことで話題に上がりました。

9位(↑)ドルと連動 ⇒ Tether(USDT)

Tether(テザー)は法定通貨である米ドルと一対一の価値を持つ通貨です。 常に法定価格と同じ価格になるように出来ているので、仮想通貨でを取りたくないときに資金の避難に用いられることがあります。

またブロックチェーン上で機能しているので、銀行を介さずに法定通貨をローコストで送金することを達位成しようとしています。

10位(↓)匿名性が非常に高い ⇒ Monero(XMR)

Monero(モネロ)はDashと同様に、匿名性が非常に高い通貨になっています。匿名性の高さから過去には違法なドラッグの売買に用いられるなど、犯罪関連での利用が懸念されることがある通貨です。

匿名送金をしたいというニーズは存在するので、いかに匿名性を維持しつつ、犯罪に用いられないように工夫をするのかが今後の鍵になってくると考えられます。

案の定、コインチェックの事件以降、匿名性を利用した不正に対する懸念が高まり、日本の取引所では現在扱っていません。

11位(↑)クリエイターの著作権を守る⇒TRON

無料で利用できるエンターテイメントシステムの構築を目的に開発され、2017年8月に公開された新しい仮想通貨(トークン)です。

映像や音楽などの不正ダウンロードを防止し、デジタルコンテンツを制作するクリエイターに正当な報酬が支払われるようなシステムを目指しています。

12位(↓)IoTの課題を解決⇒IOTA

IOTA(アイオータ)とは2016年の7月に開発された通貨です。発行量は2700兆トークンまでと決まっています。
IOTAはもともとIoTと呼ばれる物とインターネットをつなげる社会を想定して開発されました。例えばスマホやカーナビ、最近では冷蔵庫などもインターネットにつながっています。ここで問題となるセキュリティや通信コストなどを解決するのがIOTAになります。

13位(↓)Ethreumから分離 ⇒ Ethereum Classic(ETC)

Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)はイーサリアムから分裂してできた仮想通貨です。 2016年にダオというプラットフォームがハッキングされたことで75億分ものイーサリアムが失われました。そこで運営元が話し合い、ハードフォークと呼ばれるブロックチェーンの分岐を行うことにより、イーサリアムクラシックが生まれました。

14位(↓)匿名性と取引速度に自信 ⇒ Dash(DASH)

Dash(ダッシュ)とはもともとダークコインという名前だった通貨です。それが2015年に改名しました。

Dashの特徴は匿名性の高さと取引速度の速さがあります。これによって利用者の利便性を獲得した一方で、匿名性の高さから政府や金融当局から規制を不安視する声も見られます。日本ではCoinCheckという取引所で取り扱っていましたが、MoneroやZcashと共に匿名性による不正が問題視され、現在は日本の取引所で売買することはできません。

15位(↑)中国版イーサリアムと呼ばれることもある ⇒ NEO(NEO)

NEO(ネオ)はもともとAntSharesという通貨でしたが、2016年の8月に名前を変更しました。 中国版イーサリアムのようなもので、スマートアセットプラットフォームになっています。
イーサリアムとの大きな違いとして、イーサリアムのプログラミング言語はSolidityだけなのに対して、NEOは様々な言語に対応していることが挙げられます。

しかし中国政府によるICO規制や取引所の停止などによって、価格が大きく減少したように、中国の動向による影響が最も強い通貨の一つと言えます。

16位(↓)COMSAで注目を集めた ⇒ NEM(XEM)

NEM(ネム)はCOMSAのICOで用いられたことで注目を集めました。特徴としては(PoI)Proof of Inportanceという独自のシステムを導入していることや、セキュリティがしっかりしていることがあります。
PoIとは、所持している通貨量と取引量に応じて、報酬が発生する仕組みのことです。

コインチェック事件で流出してしまった通貨ということもあり、価格は2017年上半期並の水準にまで落ちコンでいます。

17位(↑)人気取引所バイナンスが発行⇒Binance Coin(BNB)

多くの通貨を扱っており、取引高上位の海外取引所バイナンスが発行する通貨です。
Binance Coin建てで取引することで手数料が通常の半額になることもあり、取引所の独自通貨にも関わらず時価総額も高くなっています。

18位(↑)ビットコインなどの既存の仮想通貨システムの弱点を克服⇒Tezos(XTZ)

ICOで200億円以上を集めた通貨として注目が集まりました。
2014年からスタートしているプロジェクトで、2017年7月に公開されました。
主な特徴は、イーサリアムと同様にスマートコントラクトの実証機能があることや、「DPoS」と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムが採用されている点です。

「DPoS(delegated Proof of stake)」というコンセンサスアルゴリズムでは、 通貨の保有者による投票プロセスを経てブロック生成者が選出されます。
Delegateとは、仕事を委任したり、権限を委ねたりするという意味です。すなわち、保有量に応じて投票権が割り当てられる仕組みという意味で(Delegated)PoSと表現されているというわけです。

19位(↓)ゼロ知識証明で非公開の取引が可能 ⇒ Zcash(ZEC)

Zcash(ジーキャッシュ)の特徴はゼロ知識証明といわれる匿名性の高い機能になります。取引時に情報を非公開にしてやりとりが出来ます。2017年5月に世界的大手銀行であるJ.P.Morganと連携したというニュースによって、大きく価格が高騰しました。またイーサリアムとも技術連携を行うなど、技術は高いものがあります。

MoneroやDashと同様の理由から、コインチェックでの取扱いが終了し、現在日本の取引所では扱っていません。

20位(↓)手軽なモバイル送金サービス ⇒ OmiseGO(OMG)

OmiseGo(お店ゴー)はイーサリアムをベースとしたウォレットのアプリケーションです。

口座を持たなくてもモバイルで送金できるサービスを持ち、アジアでサービスを展開していくことを目標としています。アジアでは銀行口座を持っていない人が多くを占めるため、大きなポテンシャルがあると予想されます。直近ではタイのマクドナルドで用いられることや、イーサリアム保持者に対して一定割合のOMGを付与することで話題になりました。

番外編

2チャンネルから出発 ⇒ MonaCoin(MONA)

MonaCoin(モナコイン)は日本で開発された仮想通貨で、2チャンネルのMr.Watanabeによって開発されました。ネット内でのいい意見や作品に対して、ちょっとした寄付をするように使うことが目標の通貨です。

時価総額は58位でビットコインの千分の一程度ですが、複数の日本の取引所でも取り扱っている通貨です。

まとめ

今回は20(+1)銘柄のみを紹介しましたが、実際には仮想通貨は現在1845種類もあります。

それぞれにユニークな特徴があるとはいえ、実際に投資対象として注目されるのはほんのわずかであることがおわかりいただけたと思います。

仮想通貨取引所ビットトレードでは、今回紹介した、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、モナコインの6銘柄を扱っています。
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