2018年8月15日より、スウェーデンのナスダック・ストックホルム取引所にドル建てのビットコインETNが上場しました。(Bloomberg)

ETNとETFはどのように違い、どのような効果が期待できるのかについて解説していきます。

まず、ETFとは

ETFとは、Exchange Traded Fundsの略称、日本語では上場投資信託と訳されます。

日経平均株価やTOPIXのような株価指数、債券、通貨、商品、REITなど様々な指数に連動する形で設定された投資信託のうち、金融商品取引所に上場しているものをETFと呼びます。

信頼性が高く機関投資家の参入を促すことができる

ETFの上場は、投資家側には、証券取引所に上場しているという事実から高い安全性の担保された商品であるということ、多くの投資先に分散投資ができることがメリットとなります。

市場にとっては、機関投資家の参入などが見込めるため莫大な資金の流入が期待できるメリットを持ちます。

では、ETNとは

Photo on Visualhunt.com

ETNとは、Exchange Traded Noteの略称。日本語では上場投資証券と訳されるものです。

Noteというのは債権・手形を表します。

基本的にはETF同様、指標に連動する形で設定がなされますが、債券であるため、金融機関などの発行体がその連動を保証する商品となっています。

より幅広い分散投資がメリット

そのため、裏付けとする資産が不要となることから、より幅広い指標に対して投資が可能なことが主なメリットとなります。

信頼性が低いことがデメリット

一方で金融機関の破綻リスクや信用リスクなどが存在し、なにより現物資産を必要としないためビットコインを保有せず信頼だけで証券を組成することはいくら金融機関による保証といえどETFに比べれば信頼性が低いこと、市場規模がいまだ小規模であることがデメリットとなっています。

CoinShares社CEO・Ryan Radloffの発言

https://www.youtube.com/watch?v=Vpm8WwFd_Ow

以前はユーロまたはスウェーデンクローナでしか利用できませんでしたが、ドルでの商品への投資をすることができるようになりました。米国における規制面の現状を考えると、これはビットコインにとって大きな勝利です

引用: www.bloomberg.com

まとめ

ETNの登場がETF上場で予想されるほどのマーケットインパクトを残したとは言い難いのが現状です。

ビットコインをもたずに債権として発行されたETNは確かに分散投資とより多くの資金流入という効果は持ちますが、ETFの信頼性にはいまだ敵いません。

ETFの承認が連日報道されている中、無事承認がなされればETNへの注目は薄れていくでしょう。しかし、ETFが承認されないとなると、ETNへの資金流入も可能性は高まっていくものとみられます。

ビットコイン市場においてはETNはETFの下位互換

ETFが承認されなければETNへの資金流入も可能性あり

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