仮想通貨について興味を持った方は間違いなく「非中央集権的」というワードに出会うと思います。

"非"とつくぐらいですから中央集権的という言葉も存在しているわけです。その違いはどこにあるのでしょうか。

中央集権

まずは中央集権とはどういう意味なのかというところから見ていきたいと思います。

中央集権(Centralized)とは文字通り権力が中央に集まっていることを意味します。
中央集権という言葉は政治の分野で使われることが多いです。

国を統治する方法として古くから中央集権的政治システムというものが用いられてきました。
現在でもその中央集権的な流れは続いています。

中央集権という言葉の理解を深めるために、日銀を例にとって説明していきたいと思います。
日本において日銀が通貨の供給量や紙幣の発行を管理しています。それ以外の人や機関は管理することができません。

日銀という一極(中央)に権利が集中することを中央集権と呼びます。そしてこの権力をもつ日銀の信用によって通貨の価値は保証されています。

非中央集権

つづいて非中央集権という言葉について説明していきたいと思います。

非中央集権(Decentralized)とは非がついていることから中央集権的でないことを指します。
権力が分散していて絶対的権力がある所が存在していない状態です。政治的な言葉を用いるならば「民主主義」というイメージでしょうか。

政治の分野では中央集権の対義語は非中央集権ではなく地方分権と言われることが多いです。

非中央集権を仮想通貨を例にとって説明します。
仮想通貨が非中央集権的と言われる理由は絶対的な管理者が存在しないという点です。

ビットコインはブロックチェーンという技術によって誰がビットコインを持っているのか、どのような取引が行われたのかを記録します。この記録は複数のマイナーと呼ばれる市場参加者によって行われます。

そしてビットコイン保有者のビットコインにはその記録が残っているため、ビットコイン保有者全員が取引の記録を管理しています。

また、ビットコインの供給量はプログラムによって設定されているため、だれかがコントロールすることはできません。
このような理由からビットコインは非中央集権的と言われています。

ビットコインとXRP(リップル)

これまで仮想通貨が非中央集権的と言ってきましたが、厳密にはそうでない場合もあります。

その例としてビットコインとXRPを例にとって説明します。

ビットコインはこれまで説明したとおりブロックチェーンという技術を使った非中央集権的通貨です。
しかしXRPはそうではありません。

XRPは独自のシステムを用いて、リップル社によって管理されています。取引の管理はリップル社によって指名されたValidatorと呼ばれる人が行います。さらにXRPの発行量はリップル社によって予め決められています。

このような理由からXRPは中央集権ではないという指摘がされています。

しかし、リップル社は非中央集権化を積極的に行っています。
例えばリップル社が運営するノードの数を50%以下にすることによって、非中央集権化を行ったりしています。

まとめ

中央集権と非中央集権の意味は理解いただけだでしょうか。
非中央集権では誰かが管理するのではなく、みんなで管理していくというイメージを持っていただけたら良いと思います。

仮想通貨の例ではビットコインとXRPを例にとって非中央集権的仮想通貨と中央集権的仮想通貨について説明しました。
リップル社はXRPの非中央集権化に積極的に取り組んでいるので将来は中央集権的とはいわれなくなるかもしれません。

非中央集権的な通貨は参加する人数が多ければ多いほど信用の度合いが高まります。仮想通貨の投機という側面だけではなく、非中央集権的な通貨の考え方に興味を持って仮想通貨投資に参加してはいかがでしょうか?

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