Zaifにハッキング被害 67億円相当の仮想通貨不正流出

Zaifはテックビューロ社の運営する仮想通貨取引所で、テックビューロは17年9月に仮想通貨交換業登録がなされた企業です。18年3月及び6月に業務改善命令を受けていた中での今回のハッキング事件となりました。

テックビューロ社によるプレスリリース
仮想通貨の入出金停止に関するご報告、及び弊社対応について

1. 何が起きたのか?

Zaifから約67億円相当の仮想通貨が流出

ビットコイン・モナコイン・ビットコインキャッシュが流出。ビットコインは5966BTCが流出したことが確認されており、残り2種類の通貨の流出量については調査中とのことです。

被害時のレートはおよそ1BTC=71万円~73万円であったため、ビットコイン単体の被害額はおよそ42~43.5億円と推定されます。

そのうち45億円相当が顧客から預かった資産

流出した67億円のうち、45億円相当分が顧客資産から、残り22億円が取引所の管理資産から流出したとのことです。

流出はホットウォレットに保管していた資産が不正アクセスを受け起きたものとみられていますが、詳細については現在調査中とのことです。

ハッキング被害は18年9月14日 午後5~7時

▲ハッキング被害時刻のビットコインチャート

今回の不正アクセスを行った者が多額の送金を行ったことでクジラと同様の影響を与えたものとみられます。

被害確認は18日

Zaifでは17日にサーバー障害が起きていましたが、今回のハッキングによる障害だった模様です。


2. テックビューロ側の対応

入出金など一部サービス停止

二次被害の防止のため、サーバーの稼働を停止しているとのことです。

経営陣の退任

今回の件の責任を取って新体制へと移行する模様です。

Zaifの現経営陣は以下の通り(テックビューロ株式会社 会社概要)

代表取締役 朝山貴生

経営陣
CEO 朝山貴生
CTO 細井良祐
CMO 福永充利
監査役 松岡繁郎
顧問弁護士 朝山道央

アドバイザー
経営アドバイザー:海老根智仁(元株式会社オプト代表取締役CEO)

フィスコから約50億円の金融支援

フィスコは投資情報サービスを提供する企業で、近年はフィスコ仮想通貨取引所や独自トークン・フィスココインを発行するなど仮想通貨関連業に力を入れています。子会社の株式会社フィスコ仮想通貨取引所は仮想通貨交換業の登録を受けた企業となっています。

フィスコ仮想通貨取引所は、以前はZaifのシステムを利用し取引所運営を行っていましたが9月12日より独立したシステムでの取引所運営を開始。フィスコ仮想通貨取引所には今回のZaifへのハッキングへの被害はない旨の公式発表がされています。

フィスコ仮想通貨取引所の新交換所システムは「Zaif」ハッキングとは無関係-テックビューロにはシステム面と金融面でサポートを実施へ- ※PDFが開きます。

Zaifではフィスココインを扱っており、フィスコがテックビューロの株主でもあることから金融面でのサポートを実施。50億円の支援が行われるとのことです。

フィスコがZaif運営のテックビューロの株式の過半数取得 傘下に

50億円の金融支援に加え、フィスコによるテックビューロ株式の過半数取得も発表されています。

カイカからのセキュリティ技術提供支援

Zaifで扱われているカイカコインを発行するカイカは金融業界・保険業界のシステム構築を長年に渡って手がけてきた企業で近年はフィンテック領域へ力を入れています。

こちらも元よりテックビューロの株主でありセキュリティ面での支援に携わることが発表されています。

Zaifやフィスコなど仮想通貨交換業登録業者について詳しくはコチラ

参考記事

仮想通貨、また不正流出 「Zaif」から67億円相当 -朝日新聞

Zaif、不正アクセスでビットコインなど約67億円相当流出 -ITmedia

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