「お金持ちだけが、さらにお金持ちになる」ってなんか不公平だなーと思ったりすることありませんか?

 そんな「なぜお金持ちだけが、さらにお金持ちになるのか?」という疑問に、世界有数の経済学者ピケティ先生はこう答えます。

出典: www.ted.com

資産を持つお金持ちほどさらなるお金持ちになりやすい傾向にあることは、「歴史的事実である」

なぜ、彼はこんなことを言うのか?

 「歴史的事実である」なんてなんだか冷たい気もしますが、彼がこのように発言を理解するには、彼の著書「21世紀の資本」を読み解く必要があります。

出典: hidekiyanagida.com

 彼の著書『21世紀の資本』は700ページもの分厚い本ながら、今、世界的にベストセラーとなっています。

 この本は3世紀にわたる世界20か国以上の所得に関するデータを収集・分析し、富と所得の歴史的な変動について論考を重ねた経済の専門書です。

 中でも格差の分析や経済政策の提言部分などが注目されています。

謎の数式「r>g」にお金持ちがさらにお金持ちになる秘密があった

 「21世紀の資本」のカバーには「r>g」という謎の数式が書かれていますが、この数式こそ彼が「お金持ちだけが、さらにお金持ちになる」という理由があります。

 「r」は資本の年間平均収益率のことで、不動産や株式、債券などあらゆる資産から生まれる収益率のことを示しています。「g」は経済成長率、つまり、労働によって得られる所得の増加率を示します。それを不等式で表わし、「資本収益率は経済成長率より高い」ということを示しています。

 ピケティ先生は3世紀にわたるデータの解析により、歴史的にこの数値は「r」は4~5%、「g」は1~2%で推移しているとしています。

 つまり、資産が生み出す収益率は常に労働から得られる収益率の伸びを上回っており、労働のみを収益源にしている人よりもお金を生み出す不動産、株式などの資産を持っているお金持ちのほうが長期的に収益を上げ続け、お金持ちはさらにお金持ちになると彼は言っています。

あなたはどうしますか?

 お金持ちが労働から収益を上げるだけでなく、より収益率の高い資産から収益を上げていることによりさらにお金持ちになっていくというお話いかがでしたでしょうか?

 今回ご紹介したトマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」は、700ページもある厚い書籍ですが、一度手にとって見て読んでみてはいかがでしょうか?

 700ページは、「無理だー」という方は、TEDにてトマ・ピケティ氏が「21世紀の資本論についての新たな考察」というタイトルの講演をしている動画ありますので、まずはご覧になってみてはいかがでしょうか?

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