<目次>
・リップル≠仮想通貨
・XRP(エックスアールピー)
・ Ripple Net(リップルネット)
・今後はどうなる?

リップル≠仮想通貨

仮想通貨の話をしていると、さも「リップル」という仮想通貨があるように思いがち。しかしその場合、みなさんが言っているものは「XRP(エックスアールピー)」のことなのです。

リップルとXRPって違うもの?

正確にはリップル社(Ripple, Inc.)の提供するRipple Netというサービス内で利用される仮想通貨がXRPという位置づけになります。

そのため、仮想通貨取引所で売買を行っているものはXRPでありリップルではない、ということになりますね。リップルというのは企業名になります。

リップルとAuger(REP)を間違える、あるあるも?
コインチェックなどで取り扱いのあった仮想通貨Augerは通貨記号がREP。リップルへの投資が盛んになってきた当初はリップルを買う=REPを買うという間違いが仮想通貨あるあるでした。

これも通貨がリップルではなくXRPであることがわかっていれば間違えなかった…はず。

XRP(エックスアールピー)

XRP(エックスアールピー)はリップル内で利用される電子資産(仮想通貨)であり、発行枚数は1000億XRP。

https://ripple.com/ja/xrp/

ロックアップ

1000億XRPは既にすべて発行が終わっていますが、630億XRPをリップル社が保有。さらに昨年12月8日にはそのうち550億XRPがロックアップ、市場に供給されるXRPの量に制限を掛けることになりました。

現在は毎月10億XRPのペースでロックアップが解除されており、段々と市場への供給量が増えている状況になっています。

リップル社(Ripple, Inc.)が発行権を持つ

XRPはリップル内でのみ利用されるものですので、実質的にリップル社がすべての発行権を持ちます。

ビットコインなどの仮想通貨と異なり中央に企業が存在する仮想通貨ということになりますが、先述の通り上限までの発行が終わっていること、リップル社によるコントロールを防ぐためにロックアップを行ったことなどから価格は市場の需給に基づき決定されているため、中央集権であることによる問題点は現状見られないといえるでしょう。

IOU

IOU(アイオーユー)とは「I owe you」のことで、預金に対する借用証書を表します。リップルのゲートウェイに預金を行うと残高に基づくIOUが発行され、これを交換することにより支払いを行うこともできるようになります。

このIOUを発行するリップルへの信頼さえあれば、互いへの信頼を省略することができ、さらに多くの人間の貸し借りを相殺することもできるため、取引を大幅に簡素化することが可能となります。

送金時間が圧倒的に早い

https://ripple.com/ja/xrp/

仮想通貨において送金時間を左右する大きな要因は、二重支払いを如何に防止するかにありました。

ビットコインでは、そのためにProof of Work (PoW)というシステムを使い、膨大な計算をすることによって防止を図っています。しかし、このPoWシステムでは送金に平均10分を擁するため、クレジットカードや電子マネーと比べたときに優位性がなく、このことが決済利用が普及しない原因となっています。

対して、リップルのシステムにおいては、コンセンサスシステムを利用することで数秒での送金を可能にしています。この圧倒的速さがリップルとXRPの特徴の一つです。

ブリッジ通貨としての役割

ブリッジ、つまり橋渡しとしてのXRPの役割も重要な点となっています。現在、海外旅行や貿易においては現地通貨と自国通貨を交換し支払う必要があります。

こうした為替の必要な状況においてドル円やユーロ円、ポンド円などの取引量の多い通貨ペアにおいては簡単に交換することができますが、マイナーな通貨同士の場合はドルなどの基軸通貨を間に挟み交換をする必要がありました。

こういった場合にXRPを利用すると、リップルのサービス手数料はかからないので安価に、さらに取引先リスクの負担もしなくて済むため為替コストを抑えた通貨交換を行うことができるようになります

どんな通貨であっても間にXRPを挟むことによって優位なレートで交換することができるというのがブリッジ通貨としてのXRPのメリットです。

Ripple Net(リップルネット)

https://ripple.com/ja/ripplenet/

Ripple NetはいわばXRPが利用される場所。インターレジャープロトコルをベースとする即時グロス決済ネットワークです。送金を行う金融機関・企業を繋ぎブロックチェーンを利用することで既存のサービスよりも高速で安全、安価に送金を行うことを目指すソリューションとなっています。

18年9月26日にはリップル社公式ホームページ上の以下3つのソリューション機能が「Ripple Net」に統合。今後は別々でのソリューション提供ではなく本格的にRipple Netとして一体的に稼働していくのではないかと予想されています。

xCurrent (エックスカレント)

xCurrentは銀行向けに送金プロセスを可視化するためのソフトウェア。各銀行の持つ台帳や、各仮想通貨の台帳など異なる価値を持つ台帳をつなぐ役割を持ち、メッセージのやり取りなども可能です。

xRapid (エックスラピッド)

xRapidは、xCurret上で法定通貨や仮想通貨、様々な金融資産を変換するためのシステム。送金業者や金融機関向け。ここでブリッジ通貨通貨としての機能を持つXRPが利用されます。

送金業者などがこのxRapidを採用することがXRPの価格に影響します。他2つのソリューションはXRPを利用しないため、リップルプロジェクト自体の発展には繋がりますが、XRPの発展には繋がりません。

xVia (エックスビア)

xViaは、様々なネットワークへ支払いを送金したい法人や銀行向けのAPI。

今後はどうなる?

リップル社の狙いはあくまでRipple Netを利用した国際送金の利便性の向上。既存のSWIFTに変わるサービス提供を目指しています。

これまではリップル社と金融機関の協業の際にはxCurrentのみが利用されXRPが利用されていないことも多々ありましたが、Ripple Netに統合され一体的にサービスが提供されていけば、XRPが利用されるのは必然となります。

XRPの利用場所さえ整えば、あとは既存のサービスに置き換わるだけ。各種メディアによって市場規模の計算が異なるため具体的な数字はわかりませんが、最低でも1XRP=数千円になるのではという見方が多くなっています。

今後のRipple Netの導入状況やリップル社の戦略に注目しながらXRPの価格動向も追っていくのがオススメです。

※価格はあくまで予想の一つですので、投資は自己の判断・責任に基づいて行ってください。

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