インドの大手取引所「Unocoin」が少なくとも5種類の通貨に対応した仮想通貨ATMを導入することを、2018年10月11日にBitcoin.comが伝えています。

仮想通貨ATMは2014年以降年々増加しており、2018年10月現在では4000台近くまで達してます。
この記事では、そんな仮想通貨ATMについて1から10まで解説していきます。

ATM台数の推移

https://coinatmradar.com/charts/#growth

仮想通貨ATMの基本的な仕組み

仮想通貨ATMとは、ウォレットに保有する仮想通貨を換金して現金を引き出したり、現金で仮想通貨を購入したりすることができるATMです。伝統的なATMというよりも、むしろフィジカルに存在する仮想通貨取引所のような機能であると言えます。

※手数料は機種によって異なり、2%~10%程度が発生するようです。

タイプは「One way」「Two way」に分かれており、前者では現金を挿入して仮想通貨に換金するのみ、後者では加えてウォレット内の仮想通貨を現金に換金することができます。
比率としては、全体の6割が「One way」、4割が「Two way」となっています。

また、ATMによって取扱通貨も異なっています。ATM全体の42%がビットコインのみの取扱いで、残りの58%の中でも取り扱うアルトコインは様々です。

自分のウォレットが必要

普段インターネットで売買している方は、取引所のアカウントを持っていればウォレットを持たずとも取引することができます。しかしながら、ATMを利用する際にはウォレットを要するため、事前に用意をして資金を移動させておかなければなりません。

ウォレットについての説明は下記のリンクから御覧ください。

仮想通貨ATMの普及率

ATM分布

https://coinatmradar.com/

通貨危機国で急速に普及している仮想通貨ATMですが、現状、半数以上がアメリカ合衆国に設置されており、次いでカナダ、オーストリア、イギリスとなっています。上位4割で80%を占めています。

日本では、都内を中心にカフェやレストランなどで現在11のATMが設置されています。

有効な利用方法とは?

保有している仮想通貨を現地の仮想通貨ATMで現金化できるということは、基本的に観光客などの外国人向けであると言えます。完全に世の中がアプリ等による仮想通貨決済に対応してしまえばATMは必要なくなってしまうかもしれませんが、少なくとも日本においては現金が不可欠であることから、仮想通貨の普及に伴い、ATM利用も増加していくことが期待されます。

日本において

現在は計画が延期されているものの、2017年5月に「BITPoint Japan」との提携を発表し、ビットコイン決済を受け入れる方針を発表した日本の格安航空会社「Peach Aviation」は、ビットコイン決済を通して地方創生インバウンド増加を期待しています。

また、 空港にビットコインATMを設置し、仮想通貨を現金に換金することができれば、現金決済比率の高い日本においてはとくに割安で現金を入手することで節約に繋がる可能性がありますし、現在数少ないATMを活用している外国人はそういった目的であると考えられます。

通貨危機において

2013年のキプロス・ショックを始め、直近ではベネズエラやアルゼンチンなど、通貨危機に陥った際には仮想通貨需要が急速に高まり、ATMの設置も進んでいきます。

通貨危機において、一時的に銀行が閉鎖されて法定通貨の引き出しができなくなってしまうため、その対策としてATMを活用したビットコイン取引が急増します。高い手数料を差し引いてでも、ハイパーインフレによる通貨価値減少を踏まえると仮想通貨への資金移動は合理的であるようです。

インフレが深刻な国では、ビットコインは通貨価値を防衛するための役割を果たすと言えます。その意味でも、仮想通貨ATMは重要な役割を担うわけです。

仮想通貨ATMの今後は?

「RESERCH AND MARKETS」は、2018年現在の時点で1,630万ドル規模となっている仮想通貨ATM市場が、2023年には1億4450万ドルにまで拡大し、年平均成長率は54.7%になるとの見通しを発表しています。

先程現在のATM台数が4000弱と説明しましたが、2018年末には5000台を超えるとも言われており、従来のATMメーカーの驚異となっています。

とりわけ日本、アメリカ、ドイツ産業間での仮想通貨容認が増えてきていることや、支払い方法の多様化が進んでいることを背景に、ポジティブな見解が多く見られます。

規制による制限がリスクとなる可能性は高いですが、技術の進歩がカバーしていくことでより効率的なサービスが可能になると考えられます。

まとめ

・仮想通貨ATMは北米を中心に年々増加しており、市場規模は今後150億円を超える見込み

・通貨危機の際にはリスク回避先として活躍

・仮想通貨市場が拡大する中、インバウンドや地方創生にも寄与

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