10月に入り、株式市場は2月以来の大幅下落となりました。
主要株価指数は値動きの荒い展開となっており、VIX指数は24.98まで上昇しています。
この展開によりリスク回避の流れが世界的に広まる中、金先物が2年ぶりの大幅高となる一方で、ビットコインを始めとする仮想通貨相場は全面安という結果になりました。

今回は、株式市場と仮想通貨市場の連動について改めて振り返るとともに、今後どのような展開が予想されるのかを解説していきます。

以前見られた、ビットコインのVIX指数の関係性について改めて検証してみると...

以前記事でも紹介しましたが、ビットコイン価格とVIX指数の逆相関、ないしは30日前ビットコインとVIX指数の相関は、いずれも今回のような株式市場との順相関を説明したものではありませんでした。

これまでは、低ボラティリティ環境下における個人投資家の仮想通貨市場への参入ヘッジファンド等の機関投資家がポジションを持ち始めたことを要因として、株式市場と仮想通貨市場間で逆相関が見られ始めたのではないかという見解でした。

また、30日前ビットコインの価格とVIX指数の順相関については、CNBCでブライアン・スタットランド氏が語った、”ビットコインが新たな先行指標となり得るかもしれない”という主張から来ていますが、たしかに2018年1月以降、ビットコイン価格のピークを過ぎたころから顕著に見られる関係性です。(2018年7月時点)

これらの理論に従うと、今回のような株式市場の大幅下落(VIX指数の上昇)が生じた時、

①ビットコイン価格が下落する。
②30日前のビットコイン価格は下落している。


この2点を確認することができるはずです。

①VIX指数の上昇とビットコイン価格下落

結論から言うと、2018年10月11日、ビットコイン価格は米国株式から始まった世界同時株安と連動して大幅に下落しました。
11から15の間を推移していたVIX指数は24.98に達しており、前回同様、ビットコイン価格とVIX指数の逆相関を確認することができました。

②VIX指数の上昇と30日前ビットコイン価格の上昇

ビットコイン価格が上昇した1ヶ月後のVIX指数が上昇するという2変数の順相関をから逆算すると、今回のVIX指数上昇の1ヶ月前にはビットコイン価格が大きく上昇していることを示していなければなりません。

上記のグラフから分かるように、ビットコイン価格そのものはVIX指数の上昇を示唆してはいないようです。
しかしながら、ビットコインの価格は大きく下落している点を踏まえると、30日前ビットコインのボラティリティとVIX指数で比較すると順相関が見られる可能性があります。

改めて、今回の株式市場とビットコイン価格を比較してみると...

では、VIX指数は置いておいて、日経平均株価とNYダウをビットコイン価格と対比させてみましょう。

上記のグラフは2軸で表示しているため、あくまで、両指数ともに今回の下落が同時に生じていることを理解する程度で御覧ください。

ビットフィネックスの取り付け騒ぎやYobitによるキャンペーンは仮想通貨市場にとってネガティブな材料として認識することができますので、それらによって売りが先行したことは考えられますが、全体的なリスクオフを考慮すると今回の下落は連動しているというのは否定できないと考えられます。

今後の動きはどうなる?

前述したVIX指数のところで、ヘッジファンド等の機関投資家がポジションを持つことによる株式市場との相関について言及しました。
法規制には年月がかかり、すぐに機関投資家が積極的に取引を始める環境にはならないと考えられますが、ビットコインETFが承認され、取引に参加してくると、株式と金先物のような強い相関が見られる可能性が考えられます。

まとめ

仮想通貨市場にもいくつか売り材料はあったが、金融資産全体としてリスクオフの局面で、仮想通貨も全面安が生じたのではないかと考えられます。

今後も株式市場と仮想通貨市場がどう動くのか注目していきましょう。

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