プロは、ファンダメンタルズ分析をベースに取引をしている

チャートを駆使して、過去の市場の値動きから将来の相場の値動きを予想する方法を、テクニカル分析と言います。一方、需給に影響する外的要因をもとに値動きを予想する方法を、ファンダメンタルズ分析と言います。

一般的に銀行の為替ディーラーや企業の財務担当者(輸出入企業、商社など)、機関投資家、(ヘッジ)ファンドマネージャーなど為替のプロフェッショナル(プロ)といわれる市場参加者はファンダメンタルズ分析をベースにテクニカル分析を加味して為替予測及びその取引を行うのに対し、為替情報がプロと比較して圧倒的に劣る個人投資家は主にテクニカル分析だけを利用してFX取引を行っているのが実情です。

ヘッジファンドがテクニカル分析を利用するように

しかし、昨今の投機筋と呼ばれるヘッジファンドは、主にテクニカル分析を利用してタイミングを計り、大きく市場を動かすように変遷してきたので、短期的な錯乱要因となっています。この投機筋のひとつで、コンピューターを駆使して自動売買するファンドマネージャーも、同じような手法やレベルで市場参入するため、市場を大きく動かす要因となります。

最近では、量子力学の理論などを応用したAI(人工知能)モデルで売買する(ヘッジ)ファンドマネージャーも散見され、人間のトレーダーの売買判断とは違い、過去のデータと統計テストに置き換えて判断し、たとえ流動性が枯渇して薄いマーケットであっても人間のように躊躇する余地などなく、機械が判断結果を完了するまで売買し続けるため、通常では考えられないような為替水準まで売り続ける(買い続ける)、結果として考えられないような為替水準が示現する事象も度々起こっています。

これらの規模は年々拡大しており、日銀の市場介入でも相場がビクともしないこともあります。

チャートポイントを知らずに取引している投資家はいない

このような環境から、現在では世界中にテクニカル分析を利用する投資家が増えています。逆にチャートポイントを知らずに取引している投資家はいないと言っても過言ではないでしょう。

たとえ「俺はチャートを信じてないのでまったく使わない」と言って自分のカンやフィーリングで取引しているというプロのディーラーでも、以前に経験した値動きの記憶に頼っているケースが多く、結局はみんな「チャート信者」ということになります。

多くの人が同じようなデータや手法を使うことから、当然のことながら、ほとんど同じ結論を得ることになり、いっせいに同じ方向の動きをすることになります。

よって、自然とチャートポイントの内側・外側にはそれぞれ利食い・損切りの注文が入っているケースが多くなります。

予測を間違えたら素直に損切りすべき

相場転換点や損切り注文を置くポイントの判断材料にもなるため、テクニカル分析は為替取引においては必須項目です。

プロのトレーダーと比較して為替の生の売買フロー情報が入手しづらい個人投資家は、取引の参入や出口(利食い、ロスカット)の際にテクニカル分析を利用するケースがほとんどだと思いますが、テクニカル分析は、あくまでも予測でしかありません。

予測を間違えたら素直に損切りすべきです。テクニカル分析を絶対的な相場観などと思ってはいけません。

「予測が間違ったら損切りをする。損切りはFXで勝つための手数料。」ということを肝に銘じて取り組んでください。(FXの行動原則1「損切りは機械的に入れる」ご参照)

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鶴 泰治

株式会社FXトレード・フィナンシャル代表取締役社長

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